「永ちゃんの涙」
トラベリング バス コンサートツアー2017
昨夜、大阪城ホールに、姉と一緒に永ちゃんのコンサートを観に行った。
前回、この名でツアーが行われたのは、1977年。
なんと40年前だ。
トラべリン バス・キャロル・恋の列車はリバプール発・ウイスキーコーク・チャイナタウン・・・・・
永ちゃんが当時の曲を歌うと、
私がまだ、高校生だった頃のことが思い出され、つい、懐かしさに一緒に口ずさんだ。
オープニング・曲の合間、アンコールの時の、永ちゃんコールの大歓声。
みんなの、「永ちゃん・・永ちゃん・・永ちゃん・・」と手を振り上げてのコールがリズミカルな大合唱となっている。
それは、ものすごい熱気を帯び、その熱さがホール全体に充満し、破裂してしまうのではないか、と思えるぐらいの盛り上がりだ。
アンコールのときには、その熱気が最高潮となり、自分の体がその熱気の中に
「フッ!」と吸い込まれていきそうな、そんな感覚さえ覚える。
コンサートの途中、永ちゃんの音楽を築き上げてきた、作詞家の人たちが亡くなられた話をされた。
それから、その方たちを偲び、縁の曲をメドレーで歌われた。
コンサート最後の曲、「A DAY」を歌う前に、永ちゃんが話始めた。
「こんなに長くやれるとは思っていなかった」
40年前のトラべリング バス」コンサートの時、
当時、19とか20歳だったファンの人たちも、今は、いい親父になった。
けれども、今でも変わらずこうして応援してくれている。
そして今では、女性、子供連れ、あらゆる人たちが、コンサートに来てくれるようになった。
「永ちゃん、12月に大阪城、武道館を観ないと年が越せないよ!」
そんなうれしいメールももらっている。
「みなさん、どうもありがとうございます」と、観客に向かい、深々とお辞儀をされた。
スクリーンに映し出される、A DAYを歌っている、永ちゃんの目には、涙が浮かんでいた。
私は、その姿に胸が熱くなった。
そして「永ちゃん、俺たちこそ、ありがとうだよ!」と心の中で叫んでいた。
会場にいるみんなも、同じ気持ちだったと思う。
アンコールのトラべリン バスが終わり、永ちゃんがステージを後にした後、
なんと、永ちゃんがトラべリンバスのタオルを背負い、後ろ向きのまま、ステージを横走りに往復した。
そのおどけたしぐさが、ユニークでとても良かった。
永ちゃんも、気分が良かったんだろうなあ!
俺たちも、とても楽しかったよ!
最高の夜になったよ!