一年の終わりに「つまずくからこそ、見えてくるものがある」
2017年もあと数時間で幕を閉じる。
一年の内には、いろいろな事が起きる。
予定通りのこと、想定内のこともあれば、まったく予期していなかったようなことも起きる。
今年、我が家には大きな出来事が三つあった。
一つは、息子が成人式を迎え、デザイン学校を卒業、引っ越し、就職したこと。
これは予定通りのことと言える。
二つ目は、親父が亡くなった後、17年間空き家になっていた家を売却したこと。
これは、「いい人がいれば、何れはお譲りしてもいい」と思っていたので、想定内のことだったと言える。
三つ目、娘が中学を卒業して、高校に合格し入学したのだが、二学期から転校した。
親としては、せっかく入学したのだから、当然3年間通うものだと、何の疑いもなく思っていたので、これは全くの想定外の予期せぬ出来事だった。
二学期を迎え「私、明日からもう学校に行かないから!」という娘の宣言に始まり、
親の私としては「はて、どうしたものか?」と、娘と一緒に何度も学校に行き、担任の先生と話し合った。
担任の先生も熱心な方で、「どう進むべきか?」娘にとって「どれが最良な道」かを親身になって考えてくださった。
そして、三人で話し合い「娘にはこの学校が向いているのではないか」という学校を探し出し転校することにした。
この一件は、私にとって貴重な経験となった。
娘の「もっと自分のペースで勉強したい、絵の勉強やデザインの勉強もしたい」
そんな強い意志が私に伝わってきた。
そして、何度も学校へ足を運んでいるうち、現在のいわゆる進学校の教育がどういうものなのか、現在の高校生活とはどういうものなのかを、垣間見ることができた。
また、こういうことがなかったら、知ることはなかったであろう、
転校先の、現代にマッチした教育方法、そのしっかりとしたシステムには感心させられた。
「こういう学校もあるのだな」と。
現在娘は新たな一歩を踏み出し「自分がやりたいこと」に向かい進み始めた。
つまずいたからこそ、娘も私もいろいろな経験できたのだ。
人生にはいろいろなことが起きる。
時間はたっぷりある。
「自分が思うとおりにやればいい」のだ。
やったもの勝ちだ。
それでは皆様「良いお年を!」。